私は日を浴びていても、否、日を浴びるときはことに、太陽を憎むことばかり考えていた。

憎悪と憂鬱

 むき出しの敵意を向けてくる相手よりも、優しく温かいなりをした相手、それでいて終いには自分を陥れるであろうその相手を、我々は一層深く憎むことがある。しかし、そもそも表情や態度すら読み取れない相手には、漠然とした恐怖と底なしの無力感とをもって接するより他にない。

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