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洋書のリーディングスキルを上げるために重要な3つのこと

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『The Book of Life』 編集担当Reveです。

前々回は「Lexile指数を参考にして洋書を読もう!」、前回は、「高校生・大学生にオススメしたい洋書9選」と、書いてきました。

今回は、「洋書のリーディングスキルを上げるために重要な3つのこと」について書いていきたいと思います。

Index:

  1. スラッシュリーティング
  2. 英単語のイメージは語源でつかむ
  3. 大きく読んで文脈や流れをつかむ

 

1.スラッシュリーディング

文型やまとまりごとに、スラッシュ(/)で区切りを入れながら読むことで、フレーズや英語が話される感覚をつかみやすくすることができます。単純に読むスピードが上がるだけでなく、単語もそれ一つで覚えるよりは、フレーズで覚えた方が記憶に残りやすくなります。

例えば

“In my younger and more vulnerable years my father gave me some advice that I’ve been turning over in my mind ever since.
“Whenever you feel like criticizing any one,” he told me, “just remember that all the people in this world haven’t had the advantages that you’ve had.”

という英文は、スラッシュを入れることで、下のようになります。

“In my younger and more vulnerable years / my father gave me some advice / that I’ve been turning over / in my mind / ever since.
“Whenever / you feel like / criticizing any one,” / he told me, / “just remember that / all the people in this world / haven’t had the advantages / that you’ve had.”

スラッシュを入れる大雑把な目安は、「長い主語の前後」、「前置詞の前」、「接続詞や関係詞の前」などを意識して区切るだけで、かなり読みやすくなると思います。イマイチよくわからないという方は、「文型」を復習することをオススメします。

 

2.英単語のイメージは語源でつかむ

Lexile指数を参考に自分のレベルに合った洋書を選ぶことができれば、その本の75%の単語はもうすでに知っている単語で、残りの25%の単語が未知の単語ということになります。

残りの25%の単語がわからなくても、だいたいの内容を把握できれば、物語は進んでいけますが、なるべく正確に推測しながら読んでいきたいときには、「日本語に訳さない」、「文脈(コンテキスト)から未知の単語の意味を推測する」、そして、「語源の知識を増やす」ことが重要になってきます。

特に、最後に挙げた「語源の知識を増やす」ことは、英語力を上げるうえで非常に重要になってきます。

英語の語源は、ラテン語が60%、ギリシャ語が12%、その他、人の名前、外来語、擬音語・擬声語、土地名や造語などが残りの28%という構成となっています。

そして、ラテン語・ギリシャ語が語源を語源とする72%の英語は、

接頭辞(prefix) + 語根(root) + 接尾辞(suffix)

という要素の組み合わせで成り立っています。

つまり、ある程度の接頭辞・接尾辞・語根を覚えておくことで、英単語全体の72%を推測する手がかりを得ることができます。

例えば、語根が、[spect] (見る)というものであれば、これに様々な接頭辞や接尾辞をつけることで、

prospect

pro 前を + spect 見る
→ 予想、見通し、見込みのある人

perspective
per 完全に + spect + 見る ive 性質を持った(形容詞を作る接尾辞)
→ 見地、視点、観点

respect
re よく(強意) + spect 見る
→ 尊敬する、尊重する、~に関して

aspect
a ~に対して + spect 見る
→ 様相、見方、外観、容貌、性質

spectacle
ラテン語の spectaculum から
→ to see, a show 素晴らしい眺め、光景、メガネ

circumspect
circum 周りを + spect 見る, circumspecto(熟考する)
→ 用心深い、慎重な、用意周到な

spectator
spect 見る + ator ~する人
→ 見物人、観客

speculate
spec 見る + ate ~させる、~する、~になる
→ 推測する、思索する

など、[spect] という言葉だけでも、多くの派生語があり、共通して「見る」ことに関連した言葉であることがわかります。一つの単語の多義を覚えるよりも、その基となっている語源を覚えることのほうが、はるかに効率よく、英単語の正確なイメージを持つことができます。

Brown’s 14 Master Words と呼ばれる14個の英単語を覚えることで、その1000倍の14,000以上の英単語を学習する手がかりになるというものもあります。

 

3.大きく読んで文脈や流れをつかむ

高校英語程度の基本的な文法をおさえた上で、次に重要なのがディスコースマーカー(Discourse Marker(談話標識))と呼ばれるものです。ディスコースマーカーとは文章の論理展開を把握するための指標となる接続詞・前置詞・接続副詞などを指します。特に高校英語では接続副詞を詳しく学習することはないので、大学レベル以上の英文を読んでいくうえでは非常に重要なポイントとなります。

ディスコースマーカーを踏まえたうえで、さらに、段落(Paragraph)のつながりや、章(Chapter)ごとの役割など、国語で学習するような意味段落が見えてくれば、長い文章でも、ある程度のまとまりごとに読み進めていけるかもしれません。

 

最後に

せっかく洋書を読むのであれば、言語よりも、その内容を楽しみたいはずです。言語や文化を深く知ることで、より英文学の理解が深まると思いますが、途中で挫折してしまっては本末転倒です。

まずは、1冊最後まで読み通して、さらに読書の幅を広げていってみてください。

もうすでに洋書を何冊も読まれている方も、日本語や日本文学との違いや、英語独特の言語表現など、さらなる楽しみを感じれると思います。何かオススメの本があれば、コメントして下さい!

 

HTH

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